パークの植物

オオバアカテツ

オオバアカテツは台湾の原生樹です。ヌルデ属の植物で、常緑性の大喬木です。株高は 20 mに達します。極めて丈夫で、塩に強く、干ばつや風、湿気にも強く、台湾の気候にたいへん適している樹木です。さらに栽培や移植も極めて容易なため、多くの海沿いの工業地域で採用されています。独特で美しい姿は気品があり明るくさっぱりとしており、観賞に適しています。枝は斜めに伸びて階層感があり、原生樹のなかでも利用価値が極めて高い品種です。

タイワンアカメヤナギ

タイワンアカメヤナギは台湾でよく見られる樹木です。防風林用として使われ、春の新芽の時期に同時に開花、結実します。果実が成熟すると柳絮となり、4、5月(新暦)に柳絮が飛ぶと種が成熟したことを表します。種は風に乗って落ちたところで芽を出します。魏晋時代の謝道韞は雪の景色を描写する時、相手はこう言いました。「塩を空に投げたようだ」すると謝道韞はこう言ったのです「柳絮が風に吹かれるには及ばない」。この一言でその場にいた人たちはみな感心して、今にまで伝わっています。

エノキ

エノキは子どもの空気銃の弾を作れます。木材の材質は堅く、台湾でよく見られる樹木です。秋冬に落葉し、春に長い葉の芽が出ると同時に開花した後結実します。北京原人の化石遺跡でもエノキの種の殻の化石が見つかっており、50万円前の人類がエノキを使っていたことが証明されました。樹皮は鱗状で、木の高さは20mに達します。

以上資料の出所 : 中央研究院生物多様性研究中心 http://kplant.biodiv.tw/index.htm